この冬とヨガ
まだ、完全に春の暖かさではないものの、ここ数日はまるで梅雨のような湿度と雨が続いて関門海峡は雲海のような水辺の霧が出ています。
私のヨガ教室では、冬場の寒い時期には積極的に体を動かし少し汗をかくくらいポカポカ体を温めるアーサナを取り入れていきますが、この秋は蒸し暑く、冬は日々気圧の大変動が厳しく寒暖差も激しい。めまいや体調不良を感じる生徒さんも多くいました。
普段ヨガ教室では日々の皆さんの様子や気候などを踏まえてアーサナ(ヨガポーズ)を考えておりますので、この冬は筋肉を動かすよりも自立神経を整えるアーサナが多い冬となりました。
ここ近年続いている急激で、起伏の激しいい極端な気候の様子はそこに住む私たち人間の心のありように似ているのかもしれません。
時間の流れは速く、日々の生活は摩擦することなく流れていくようです。
社会全体においても極端な決断や過激なニュースに心苦しくなることも増えていますね。
そのような緊張から自然と呼吸も浅くなる。
こんな日々だからこそ、一日の終わりには静かな時間をとって、自分との対話をする時間を設けています。ベットの上で座禅を組み瞑想したり、振り返りをしたり自分と話す時間は、
脳が安らぎ心地良い眠りへと導いてくれます。自分の呼吸の音を聞いて一日を終えます。
呼吸は命の源。それを感じるだけで少し心も穏やかに癒されていきます。
目まぐるしい気候(外部)とは違った穏やかな自分(内部)を持つことは異常気象が通常化しつつあるこの世界で楽に生きる秘訣になるのかもしれませんね。
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